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更新日:2024.11.11
公開日:2024.10.31
***目次***
リソース管理とは、プロジェクトを効率的かつ効果的に進めるため、企業の持つリソース(経営資源)を適切に管理・活用する取り組みです。この管理を通じて、プロジェクトの計画や実行が円滑に進むだけでなく、成果を最大化することが可能になります。
企業におけるリソースは、次の6つの要素に分類されます
人材の管理の重要性
特に「ヒト」は、プロジェクトの成否に直結するリソースであり、各メンバーのスキル、得意分野、強み、そして協働力を踏まえた業務分配が求められます。適材適所での配置と、スキルの適正な活用を通じて、プロジェクトのパフォーマンス向上が期待されます。
リソース管理ツールの活用
リソース管理のプロセスを効果的・効率的に行いたい場合、「リソース管理ツール」を導入することが推奨されます。これらのツールは、プロジェクトの進捗状況、リソースの配置、稼働状況をリアルタイムで可視化し、リソースの適切な割り振りや調整をサポートします。
リソース管理ツールにはさまざまな種類があり、プロジェクトの規模や内容に合わせて適切なツールを選ぶことが重要です。リソース管理ツールを導入することで、プロジェクトの進行状況や人員の稼働状況、リソースの利用効率などを可視化し、円滑なプロジェクト管理が可能になります。
特に初めてリソース管理ツールを導入する場合や小規模なプロジェクトで試してみたい場合、無料プランや無料デモを提供しているサービスを利用するのが便利です。これにより、リソース管理ツールが実際の業務にどのように役立つかをコストをかけずに確認でき、最適なツール選定のための参考にすることができます。
▶無料プラン・無料デモを提供するリソース管理ツールのメリット
無料プランが利用できるリソース管理ツールをいくつかピックアップし、その特徴や機能の比較を行っています。
リソース管理ツールの選定に悩んでいる方や、コストを抑えつつリソース管理の効果を実感したい方に役立つ情報を提供しています。各ツールの機能やメリット、デメリットをわかりやすく解説しているため、ぜひ一読し、最適なツール選びの参考にしてみてください。
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リソース管理ツールを導入することには多くのメリットがあり、特にプロジェクトを効率的に進め、リソースを最適に活用するための強力なサポートとなります。以下に、リソース管理ツールの具体的な利点を詳しく解説します。
1. リソースやタスクを可視化できる
リソース管理ツールでは、プロジェクトに関わるリソースやタスクの状況が可視化され、直感的に理解できるようになります。メンバーの割り当てや稼働状況、タスクの進捗状況が一目でわかるダッシュボード機能を備えているツールが多く、各リソースの使用状況や稼働率がリアルタイムで確認できます。
これにより、必要なリソースの配分や追加の判断が迅速に行えるため、プロジェクトの効率化が図れます。
さらに、クラウド型のツールの場合、他のソフトウェアとの互換性も高く、異なるツール間でデータをスムーズにやり取りできます。
例えば、スケジューリングツールやカレンダー、コミュニケーションツールなどと連携することで、複数のツールを横断的に使いながら効率的なプロジェクト管理が実現します。
2. 業務工数を大幅に削減できる
リソース管理ツールを使うと、リソース管理にかかる工数が大幅に削減されます。
多くのツールには、自動集計機能や進捗の自動更新、通知機能などが備わっているため、これまで手作業で行っていた集計や分析をツールが自動で処理します。
また、レポート作成機能が標準装備されていることが多く、決まった期間ごとの報告書の作成も短時間で完了できます。このように、自動化によって担当者の負担が軽減され、リソース管理業務に割く時間が削減できるため、より重要な業務に注力できるようになります。
3. リスクマネジメントやチームマネジメントが強化できる
リソース管理ツールにはリスクマネジメント機能やチームマネジメント機能が統合されている場合が多く、プロジェクトの課題や潜在的なリスクを早期に発見できます。
例えば、リソースが不足しそうな場合や、タスクが遅延しそうな状況をツールが自動的に検出し、通知する機能があります。これにより、事前に対策を講じることができ、プロジェクトの進行に大きな支障をきたすリスクを軽減できます。
また、チーム全体の作業状況を把握することで、メンバー間の作業負荷の偏りを防ぎ、適切なタスクの再配分を行うことが可能です。これにより、チーム全体のパフォーマンスを最大化し、プロジェクトの成功率を高めることができます。
4. リソースのフル活用で利益向上に貢献
リソース管理ツールを使うことで、各リソースの配分や利用率を最適化し、限られたリソースを最大限に活用することが可能になります。適材適所で人材を配置し、物資や予算を効率的に管理することで、余剰なコストを削減し、利益向上に直結させることができます。
リソースの無駄遣いを防ぐことは、特に長期的なプロジェクトや大規模なプロジェクトにおいて重要な要素です。プロジェクトの収益性を向上させるために、リソースを最適に管理し、必要なタイミングで適切に使用することが可能です。
5. 豊富な無料プラン・無料トライアルが利用可能
多くのリソース管理ツールには無料プランや無料トライアルが用意されており、初期費用をかけずに機能を試すことができます。特にスモールスタートを検討している企業にとって、コストを抑えながらツールの操作性や実際の業務への適合性を確認できる点は大きなメリットです。
加えて、一部のツールでは無料トライアル期間で入力したデータをそのまま本格導入後の製品版に引き継げるため、スムーズな移行が可能です。これにより、データ入力の重複作業が発生せず、トライアルから本格導入への移行がスピーディに行えます。
6. 他ツールとの連携で担当者の負担を削減
リソース管理ツールは、プロジェクト管理やコミュニケーションツールと連携することで、データの集計や分析を簡単に行えるのもメリットです。
例えば、SlackやTeamsと連携してメンバーにリソースの状況や進捗を共有したり、スケジュール調整をリアルタイムで行うことが可能です。また、データ分析ツールと連携すれば、蓄積されたデータを活用してプロジェクトごとのパフォーマンスやリソースの利用状況を深掘りして分析でき、担当者の業務負担を軽減するだけでなく、戦略的な判断をサポートします。
7. リソースの可視化でプロジェクトを効率化
リソース管理ツールを導入することで、リソースの可視化が実現し、プロジェクトを効率的に進めることが可能になります。例えば、各リソースの稼働状況やタスクの進捗を視覚的に確認できるため、適切なタイミングでリソースの追加や変更を行うことができます。
これにより、プロジェクトの無駄なリソース投入を抑え、計画通りに進行させやすくなります。プロジェクトのリソース管理において、状況を「見える化」することは、円滑なプロジェクト遂行に欠かせない重要なポイントです。
-メリットまとめ-
リソース管理ツールの導入により、リソースの可視化や自動化、効率的なリソース配分が実現し、プロジェクトの管理がスムーズになります。
無料プランやトライアルを活用することで、コストをかけずにツールの機能を試すこともでき、必要に応じて他ツールとの連携を活用することで、業務の効率化をさらに推進できます。リソース管理ツールを使って、プロジェクトを着実に進行させ、チーム全体のパフォーマンスを最大化することが可能です。
リソース管理ツールを導入する際のデメリットには、以下のような点が挙げられます。
1.多機能な製品は教育に時間がかかる
多機能で高度なリソース管理ツールは、その操作や機能を理解するために社員の教育が必要です。これにより、導入初期には学習コストが発生する可能性があります。
2.有料プランにはコストがかかる
リソース管理ツールの有料プランは、導入と運用にコストがかかります。とはいえ、「IT導入補助金」を活用すれば、初期費用やランニングコストの負担を軽減できるため、検討の価値があります。
これらを踏まえ、ニーズに合わせて適切なツールを選ぶことが重要です。
リソース管理ツールには、プロジェクトの内容や規模に応じて様々なタイプが存在します。ここでは、代表的な5つのタイプをそれぞれの概要や機能比較と共にご紹介します。
1. プロジェクト管理ツール型
概要
プロジェクト管理ツール型のリソース管理ツールは、タスクや進捗管理、リソースの割り振りを一元管理することができ、プロジェクトの全体的な計画や実行をサポートします。AsanaやTrello、JIRAなどが代表的な例です。
主な機能
メリット プロジェクト全体の管理がしやすく、複数のリソースを効率的に把握できるため、大規模プロジェクトにも対応可能です。
2. タスク管理ツール型
概要
タスク管理ツール型のリソース管理ツールは、主にタスクの割り当てや進捗管理に特化しています。個別のタスクにフォーカスしているため、シンプルなプロジェクトや日々の業務管理に向いています。代表的な例には、TodoistやMicrosoft To Doなどが挙げられます。
主な機能
メリット シンプルで操作性が高いため、日常業務や少人数のチームでのリソース管理に向いています。
3. スケジュール管理ツール型
概要
スケジュール管理ツール型は、チーム全体のスケジュールや稼働状況を可視化し、リソースの空き状況や重複を防ぐために活用されます。GoogleカレンダーやOutlookカレンダーなど、スケジュール共有が主目的のツールが該当します。
主な機能
メリット スケジュール調整が簡単になり、メンバーの稼働状況を視覚的に管理できるため、リソースの空き時間を最大限に活用できます。
4. 人的リソース管理(HRM)ツール型
概要
人的リソース管理(HRM)ツール型は、人材の管理や労働時間、スキルセットの把握に特化しています。企業のリソース管理を従業員単位で行いたい場合に適しており、BambooHRやWorkdayが代表的です。
主な機能
メリット 人材を中心としたリソース管理に優れており、特定のスキルが必要なプロジェクトに適した人材を見つけるのに役立ちます。
5. ファイル共有・ドキュメント管理ツール型
概要
ファイル共有・ドキュメント管理ツール型は、プロジェクト内でのファイル共有やドキュメントの保管を効率化し、チームメンバー全体で必要なリソースにアクセスしやすくするものです。Google DriveやDropboxが代表例です。
主な機能
メリット 複数人でのファイル管理が容易になり、重要なドキュメントや情報をリアルタイムで共有できるため、効率的な情報管理が可能です。
まとめ
各タイプのリソース管理ツールは、管理対象のリソースやプロジェクトの規模、メンバー数に応じて使い分けることがポイントです。プロジェクトの要件に応じて、適切なツールを選択することで、リソース管理を効率化し、チーム全体のパフォーマンス向上に寄与します。
6. アサイン管理ツール型
概要
アサイン管理ツール型は、プロジェクト内のタスクや役割を各メンバーに割り振るために特化したツールです。リソース管理の中でも「誰が何を担当するか」を明確にし、業務の割り振りを効率化することができます。代表的なツールには、Resource GuruやHub Plannerがあり、タスクや役割の適切な配分が行えるようになっています。
主な機能
メリット
タスクの配分を適正化することで、過負荷やリソースの無駄遣いを防ぎ、効率的なプロジェクト進行が可能です。また、誰がどのタスクを担当しているかが常に明確になるため、チーム内の役割が明確になり、円滑な連携が図れます。
まとめ(全タイプ一覧)
1.プロジェクト管理ツール型
全体的なプロジェクト進行をサポートし、タスクやリソースの配分を一元管理。
2.タスク管理ツール型
タスクごとの進捗管理に特化しており、シンプルなリソース管理に向いています。
3.スケジュール管理ツール型
チームメンバーのスケジュールを可視化し、効率的なリソースのスケジューリングを実現。
4.人的リソース管理(HRM)ツール型
人材のスキルや労働時間を管理し、従業員を中心としたリソース最適化に効果的。
5.ファイル共有・ドキュメント管理ツール型
ドキュメントやファイルの一元管理を行い、チーム内での情報共有を効率化。
6.アサイン管理ツール型
タスクや役割の配分に特化しており、メンバーの稼働状況を考慮したアサインが可能。
まとめ
それぞれのタイプに特徴があり、プロジェクトの規模や内容、チームメンバー数に合わせて最適なツールを選択することで、リソース管理の効率化が実現します。アサイン管理ツールも加えたこれらのツールを活用することで、チーム全体の生産性向上とプロジェクトの成功に寄与できます。
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▶アサイン業務の合理化
要員調整・アサイン管理業務の効率化が進まない原因。それには次のような要因があります。
・社内における責任部署が不明確なこと。
・受注(契約)までのステップが不確実なこと。
・社内調整力でカバーし、アサインが合理化されていないこと。
無料プランが利用できるリソース管理に役立つおすすめのツールを3つご紹介します。
これらのツールは、プロジェクトの進行やメンバーのリソース配分を効率化するための機能を備えており、無料プランで手軽に試すことができます。
リソース管理に初めて取り組む方にも、コストを抑えつつ効果的な管理を始めるのに最適です。
概要
Co-Assignは、リソースやタスクのアサインを効率的に管理できるツールで、特にチーム内での役割分担や進捗管理に特化しています。簡単なインターフェースで使いやすく、チームの稼働状況やタスクの状況をリアルタイムで可視化することができるため、リソースの無駄を防ぎ、効率的なプロジェクト進行が可能です。
主な機能
メリット
無料プランがあり、初めてのリソース管理ツールとしても導入しやすいです。メンバーの稼働状況やタスクの進行が一目で確認できるため、プロジェクト全体の透明性が高まり、チーム全体での連携がスムーズに行えます。
概要
Trelloは、カンバン方式を用いたタスク管理ツールで、リソース管理にも利用できる柔軟なツールです。カードベースのインターフェースが直感的で操作しやすく、プロジェクト内のタスクや進捗を視覚的に管理できるため、チーム全体での情報共有がスムーズに行えます。
主な機能
メリット
無料プランでも複数のボードやカードが作成可能で、プロジェクトのリソース管理や進行状況の可視化がしやすいです。直感的な操作が可能で、初めての方でもすぐに活用でき、シンプルなリソース管理に適しています。
概要
Asanaは、プロジェクト管理からリソースの配分、進捗確認まで包括的に行えるツールで、チーム全体のタスク管理やリソースの最適化に適しています。タスクやプロジェクトごとに細かな管理ができ、視覚的なインターフェースで管理しやすい点が特徴です。
主な機能
メリット
無料プランでも多くの機能が使え、プロジェクトの進捗やリソースの利用状況を可視化できるため、特に複数のタスクが並行して進行する場合に効果的です。Asanaの豊富な機能は、リソースの効率的な配分やタスク管理の強化に役立ちます。
ツール名 | 概 要 | 主な機能 | 無料 プラン の有無 | 有料プラン料金(月額) |
Co-Assign | タスクやリソースの割り振りを効率的に管理できるツールで、稼働状況や進捗をリアルタイムで可視化。チーム内での役割分担を明確にできる。 | – タスクの割り当て – 稼働状況の可視化 – 進捗管理 – 通知機能 | あり | 5万円~ |
Trello | カンバン方式でタスクを視覚的に管理し、リソースの進行状況を把握できるシンプルなツール。チーム全体での情報共有がスムーズに行える。 | – カンバンボード – チェックリストや期限設定 – メンバー割り当て – 通知機能 | あり | $5〜 |
Asana | タスクやリソースの包括的な管理が可能で、進捗やリソースの割り当てを効率化できるプロジェクト管理ツール。 | – タスク管理 – プロジェクトの進捗確認 – サブタスク・依存関係 – 通知・リマインダー | あり | $10.99〜 |
リソース管理は、プロジェクトの成功と効率的な進行のために重要な要素であり、リソース管理ツールを使うことで、業務の可視化と効率化が可能です。ここでは、リソース管理に役立つおすすめのツールを中心に、リソース管理のメリットや各ツールの特徴をまとめました。
リソース管理の主なメリット
いかがでしたでしょうか。
リソース管理ツールの導入により、リソースの配分と効率化が進み、チーム全体のパフォーマンスが向上します。無料プランから始められるツールも多く、プロジェクトに応じて適切なツールを選ぶことで、リソース管理の質を高められるでしょう。
私たち、株式会社アイリッジは、リソース管理・アサイン管理業務を効率化する人材最適化プラットフォーム Co-Assign(コーアサイン)を提供しています。
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