「プロダクトマネジメント ~ ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける ~」【本紹介】


2020年10月にMelissa Perriさんの著書「プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」を紹介いたします。 Melissa Perriさん自身PMの仕事をしており、そこから得た経験を元に本書がつくられています。

この本から得られるもの ①成果を出すプロダクトマネジメント論 ②プロダクトマネージャーの重要性

自社がプロダクト開発を進めていく上で適切なマネジメントができているのか?または、これから力を入れていきたいと考える企業へ特にお勧めします。 プロダクトマネジメント論(組織のあり方)とプロダクトマネージャーの重要性を伝えている本書は今、PM業務をされている方やPMを束ねるマネージャーの方へおすすめします。 構成は下記の通りです。

第1部:ビルドトラップ
第2部:プロジェクトマネージャーの役割
第3部:戦略
第4部:プロダクトマネジメントのプロセス
第5部:プロダクト主導組織

今回はその中から重要を思うポイントを4点に絞ってお伝えいたします。




第1部:ビルドトラップ


ビルドトラップとは? 組織がアウトカム(※)ではなくアウトプットで成功を計測しようとして、行き詰まっている状況のことです。 実際に生み出された価値ではなく、機能の開発とリリースに集中してしまっている状況です。 ※アウトカム・・・なんらかのプロジェクトや成果物によって生み出される結果・成果

ビルドトラップにかかりやすい企業の組織形態 ①セールス主導組織 複数の顧客要望ベースでプロダクトが作成されることにより、カスタマイズ要素が強くなりプロダクトとしての戦略を失う。 ②ビジョナリー主導組織 圧倒的ビジョンのもと主導できる人の存在が必要になるが、スティーブジョブスのような人は多くない。

③テクノロジー主導組織 マーケットにフィットしなければプロダクトとして収益は得られない。


良い企業の組織形態とは? ①プロダクト主導 ビジネスのアウトカムを軸にプロダクトを最適化し、持続的な成長の原動力になるような一番効果的にプロジェクトを進めていく。

②プロダクト主導に重要な観点 役割:適切な責任と構造を持つプロダクトマネージャーの役割を作る。 戦略:優れた意思決定を促進するような戦略のもとで、プロダクトマネージャーがうまく機能するようにする。 ③プロセス 実験と最適化によって作るべきプロダクトを決めるというプロセスを理解する。

④組織全体 適切な組織の方針、文化、報酬によってみんなをサポートし、プロダクトマネジメントを成功させる。


サービスを作りだそうとすると、機能の開発とリリースすることに集中してしまい、顧客の真実の課題から逸れたものを作ろうとしている状態がビルドトラップといい、そうならないためにビジネスのアウトカムを軸にプロジェクトを進めることが絶対条件。 そのために、適切な責任と構造を持つプロダクトマネージャーの役割を作り、チーム全員が実験と最適化によって作るべきプロダクトを決めるというプロセスを理解したチームとそれをサポートする組織体制が重要としております。

2部:プロダクトマネージャーの役割


役割とは チームと協力して、ビジネスニーズとユーザーの問題解決を同時に満たす適切なプロダクトを作ること。 なぜに責任をもつ(<=>いつに責任をもつ:プロジェクトマネージャー) ・なぜこのプロジェクトをするのか? ・達成したい結果は何か? ・成功とはどのようなものか? ・どうやってリスクを減らすか? 仕事とは ・戦術的な仕事 機能を作って世に出すという短期的な行動に焦点を当てます。 次にすべきことを決めるのに使うデータを処理したり、日々開発者やデザイナーと一緒に作業を分解してスコープを決めたりすることも含まれる。

・戦略的な仕事 マーケットで勝利して目標を達成するためにプロダクトや会社のポジショニングを考えます。

プロダクトや会社の将来像や、そこに至るために必要なことに着目します。

・運営の仕事 戦略を戦術的な仕事に結び付けます。プロダクトマネージャーは、プロダクトの現状と将来像をつなぐロードマップを作り、チームはそれに沿うように仕事を進める。

第3部:戦略


戦略展開をして足並みを揃えること ①ビジョン  5~10年後、顧客にとっての価値やマーケットでのポジションがどうなっているか。 ②戦略的意図  ビジョンを実現する上で立ちはだかっている課題は何か。 ③プロダクトイニシアティブ  プロダクト観点で課題に取り組むには、どんな問題を扱えばいいか。 ④オプション  問題を解決して目標を達成する別の方法はないか。

第4部:プロセス


ビジネスの推進と戦略の達成に向けて、プロダクトマネージャーはプロセスを活用して、ユーザーの問題のうちどれをチームで解決するかを検討する。 プロダクトのカタの活用フェーズ ①方向性を理解 ②問題の探索 ③ソリューションの探索 ④ソリューションの最適化


1部~3部は、プロダクトマネージャーの役割と責任を定義し、優れた意思決定を促す戦略の立て方を紹介しています。 4部は実験と最適化によって作るべきプロダクトを決めるプロセスを解説し、プロダクト主導の組織を支えるための文化や方針が書かれております。


まとめ


私達のチームではビルドトラップに陥らないよう、以上の4つのポイントをアクションプランに落とし込む機会を設けました。 改めて自分達のチームに足りないものは何か?軌道修正に使うのをお勧めします。 本書は224ページのボリュームですので気になった方は是非読んで見てください。

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