フルリモートの受託開発を効率化するには?

更新日:11月25日



最近ではリモートワークが主流となり、今では週5日リモートワークという企業も珍しくありません。レバテック株式会社は2022年のITエンジニアのテレワーク事情に関する調査結果(引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000454.000010591.html)

発表しており、そこでは週5日以上リモートワークをしている企業(ITエンジニアを採用している)の割合は約40%でした。



受託開発会社のリモートワーク普及率は?


(引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000454.000010591.html)


企業業態ごとのリモートワーク普及率は、上位から、コンサルティング企業(75.%)、自社開発企業(43.2%)、SES・派遣(41.5%)となっています。


逆に、企業業態ごとのリモートワーク普及率が低かった(リモートワークが1日未満の回答が多かった)のは、受託開発(49.2%)、SES・派遣(36%)、自社開発企業:(33.3%)という結果でした。


受託開発では、週一日未満のリモートワークを行っていると回答した人を含めると49.2%となり、ほぼ半数がリモートワークを行っていないことがわかります。なぜ受託開発会社はリモートワークの普及率が低いのでしょうか?



受託開発会社のリモートワーク普及率が低い理由


(引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000454.000010591.html)


リモートワークを導入しない理由は、回答数が多い順で、機密情報漏洩等のセキュリティリスクがあるから(31.6%)、次に、社員の生産性が低下するから(26.3%)、社外顧客対応などに支障が出るため(26.3%)となっています。


受託開発会社のリモートワーク普及率が低い理由は、セキュリティのリスク回避のためや顧客対応などに支障が出るためでもありますが、一番の理由は社員の生産性の低下、社員同士のコミュニケーションに支障をきたすことが大きな要因だと考えています。



受託開発会社でコミュニケーション不足が痛手になる理由


業態の特徴として、受託開発会社では、案件を見込んだ時点から多角的にコミュニケーションが発生します。特にコミュニケーション量が多いのはプロジェクトアサインです。


リモートワークを取り入れると、開発部門長とプロジェクトマネージャー、リソース管理者のコミュニケーションコストが<案件数>×<スキル>×<稼働予実>によって指数関数的に増加します。


プロジェクトにアサインを行う際に発生するコミュニケーションは概ねこのような流れになります。


 1)営業が見込み案件を開発部門、リソース管理者へ共有

   ┗ 1.1)開発部門長がPMへ案件を共有

    ┗ 1.1.1)PMがメンバーへ稼働状況ヒアリング

   ┗ 1.2)リソース管理者が開発パートナーへ

   ┗ 1.3)リソース管理者がフリーランスエンジニアへ声かけ


 2)PMとリソース管理者が相談しつつ仮決定


 3)プロジェクトマネージャーが部門長へ上申、調整

   ┗ 3.1)PMがメンバーへ稼働状況際再ヒアリング

   ┗ 3.2)リソース管理者が開発パートナーへ再度声かけ

   ┗ 3.3)リソース管理者がフリーランスエンジニアへ再度声かけ


 4)プロジェクトマネージャーが部門長へ再申、決定

   ┗ 4.1)PMがメンバーへ伝達

   ┗ 4.2)リソース管理者が開発パートナーへ伝達

   ┗ 4.3)リソース管理者がフリーランスエンジニアへ伝達


対面であれば、双方のコミュニケーションが行いやすく、多角的なコミュニケーションが成り立ちます。ですが、フルリモートの場合は、そう簡単にはいきません。チャットのコミュニケーションが主体なため情報がリアルタイムで伝わりづらいです。またWEB会議ツールなどを活用しても多角的なコミュニケーションはできません。WEB会議では、1対1を繰り返す形になるため、従来の対面会議よりも工数が爆増します。これが受託開発会社のリモートワーク普及率が低い理由です。



では受託開発会社はリモートワークに適さないのか?


こういったコミュニケーションコストを考えると、受託開発会社はリモートワークに向いていないように思われますが、そんなことはありません。大切なのはこの多角的なコミュニケーションをどのように行うのかです。


最もコミュニケーションコストのかかるプロジェクトアサインを例にするなら「管理職・マネージャー層」が「案件情報」(営業状況、プロジェクト予算、進捗、等)と「プロジェクトメンバー情報」(稼働の予実、メンバーのスキル、キャリアプラン)を「リアルタイムに把握」できる環境を構築する事ができれば問題は解決します。


これらはExcel・Google spreadseatの活用、プロジェクト管理ツール、人材管理ツール、アサイン管理ツールを有効活用することで解決することが可能です。



受託開発会社がリモートワークをする際に役立つITツール


●Excel・Google spreadsheet


言わずもがなの万能ツールです。案件数、メンバー数が10人~20人ほどの管理を行う場合は適しています。人数が多いほどデータが煩雑になるため、30~50人ほどの管理になるとかなり使い勝手が悪くなってきます。


「管理職・マネージャー層」が「案件情報」(営業状況、プロジェクト予算、進捗、等)「プロジェクトメンバー情報」(稼働の予実、メンバーのスキル、キャリアプラン)を管理する項目を作ることで、管理が簡単になるでしょう。


以下の資料にて「稼働予定表」と「工数管理表」でのテンプレートもご用意しております。

ご興味があれば、こちらからダウンロード下さい。




●プロジェクト管理ツール


開発プロジェクトの進捗や、メンバーの稼働予実などを可視化するITツールです。


複数のプロジェクトの工程やスケジュールを管理しやすくし、タスクの管理、情報共有ができるため、「案件情報」(営業状況、プロジェクト予算、進捗、等)と稼働の予実を把握するにはもってこいです。


ただし、人材DBとしての役割は備わっていないものも存在するので、その場合は別途メンバーのスキルやキャリアプランを把握しておく必要があります。



●人材管理システム


人材に関する情報をDB化し、人材の育成や最適配置するためのシステムです。


本来プロジェクトアサインに活用するためのシステムではありませんが、「プロジェクトメンバー情報」(メンバーのスキル、キャリアプラン)を把握することができます。


逆に案件管理などはできないため、プロジェクト管理ツールと合わせて併用することで理想的な「案件情報」と「プロジェクトメンバー情報」を「リアルタイムに把握」できる環境を構築することができるでしょう。



プロジェクトアサインに必要な情報を

リアルタイム管理できるCo-Assign(コーアサイン)


Co-Assign(コーアサイン)はメンバー別稼働予定表を簡単に作成でき、スキルや経験などの人材データベース機能も持っているため、全員の稼働予定・案件受注タイミングを把握し、ほかの案件との工数の兼ね合いやスキルセット、成長志向などを加味してアサインをすることが可能です。


直近では機能強化もありプロジェクトの予実管理もできることになり、より使い勝手が良くなりました。興味があればこちらよりお問合せ下さい。