iCDとは?
iCD(Individual Competency Dictionary)とは、個人の能力やスキルを体系的に表現したものを指します。これを用いることで、個々の社員の能力やスキルを可視化し、組織の目標達成のために必要な能力を明確にすることができます。
今回は iCDを把握し、アサイン管理と組み合わせることができるか見ていきましょう。
iCDマジック!自社スキルを見える化する術
iCDを使って自社に必要なスキルをどのように定義するのがいいのでしょうか。
iCDを活用することで、組織の成長や変化に合わせて求められるスキルを具体的に把握することができます。
▼なぜiCDが必要なのか?
- 明確な基準: iCDを使うことで、どんなスキルや能力が必要なのかを明確にすることができます。
- 成長の指標: スキルの取得や成長を具体的にトラックする基準となります。
- リクルートメント: 採用の際にも、求めるスキルを明確にするための基準として活用できます。
▼iCDを用いてスキルを定義するステップ
1.ビジョン・ミッションの確認 : まず、会社のビジョンやミッションを再確認します。
これがスキル定義の基盤となります。
2.業務の洗い出し : どのような業務が行われているのか、それぞれの業務に必要な
スキルや知識は何かをリストアップします。
3.スキルのカテゴリ分け : リストアップしたスキルを、例えば「コミュニケーション能力」「技術力」「リーダーシップ」といったカテゴリに分けます。
4.レベル別にスキルを定義 : それぞれのスキルについて、初級・中級・上級などの
レベルに分けて具体的な定義を行います。
5.評価基準の設定 : スキルの取得度合いを評価する基準を設けます。これにより、
スキルの習得状況を確認することができます。
▼実践のポイント
- 全員の参加: スキル定義は、経営層だけでなく、現場の声を取り入れて行うことが大切です。
- 定期的な見直し: 組織のニーズや市場の状況は変わるもの。定期的にiCDを見直し、更新することが必要です。
このように、 iCDを活用して、自社の必要なスキルを定義することは、組織の成長を
サポートする重要なステップです。
明確なスキル定義によって、社員一人ひとりの成長を促進し、組織全体としての目標達成に貢献することが期待されます。
ということで、そのスキル定義 を基にしたアサイン管理との組み合わせについて、
効果的な方法を見ていきましょう。
iCDで描く未来図:自社のスキルマッピングとアサインのコンパス
まずはお馴染みの
☛ アサイン管理とは?
アサイン管理とは、社員やチームの能力に応じて、最も適切な業務やプロジェクトを割り当てることを指します。適切なアサインを行うことで、社員のモチベーション向上や業務効率のアップが期待できます。
☛ iCDとアサイン管理のシナジー
iCDで明確にしたスキル定義をもとに、アサイン管理を行うことで以下のメリット
が得られます。
- 適材適所のアサイン: スキルや経験を正確に把握することで、各業務に最適な人材を配置することができます。
- 成長機会の提供: 社員の持っているスキルや希望するキャリアパスに合わせて業務をアサインすることで、成長の機会を増やすことができます。
- リスクの低減: 必要なスキルを持っていない社員に業務をアサインするリスクを避けることができます。
☛ 実践のステップ
1.iCDの確認 : 前回作成したiCDをもとに、社員のスキルや能力を確認します。
2.業務のニーズ確認 : 各業務やプロジェクトに必要なスキルや経験をリストアップします。
3.マッチング : 社員のスキルと業務のニーズをマッチングさせ、最適なアサインを行います。
4.フィードバックの収集 : アサイン後、社員からのフィードバックを収集し、次回のアサインに活かします。
☛ 実践のポイント
- 柔軟性を持つ: 完璧なマッチングは難しいことも。柔軟にアサインを調整することが大切です。
- キャリアパスの考慮: 社員の希望するキャリアパスや将来の目標もアサインの際に考慮することで、モチベーションアップにつながります。
どうでしたでしょうか?
iCDでのスキル定義とアサイン管理を組み合わせることで、組織の業務効率の向上や社員
の満足度のアップが期待されます。
それぞれの社員が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を作り出すため、
これらの方法を是非活用してみてください!
ビジネスアサイン管理はCo-Assign!
システム開発、コンサル、WEB制作 といった、クライアントワークを プロジェクト型 で行っている
企業様向けのアサイン管理ツールです。 メンバーの稼働予定や役割・スキルをクラウドで 一元管 し、 最適な プロジェクト体制の構築を支援します。 リソース管理者を悩ます、アサインのパズル問題を解決して、 受注キャパシティーの最大化をサポートします。