以前、
優秀な外注先の探し方・付き合い方【選定・評価・管理】
という記事を書きましたが、本記事はその続編になります。
上記の記事では、いわゆる「ベンダー(外部パートナー会社)」の探し方・付き合い方について書きました。
本記事では 「フリーランス・SES・常駐業務委託(外部人材)」にプロジェクトに参画いただく際のコツや注意点 についてご説明します。
なお「外部人材」という個人に焦点を当てて書いてはいますが、契約形態としては「請負」であり直接その方個人と契約するのではなく、所属会社への発注(つまりSES契約)を想定した内容です。
SES人員を自社の正社員と同じように管理してはいけないなどの注意点はこちらの記事にまとめていますので、よろしければご覧ください。
SES契約のメリット
上記の記事にも書いていますが、SESつまり準委任(稼働精算)契約での発注は、
・スポットで、プロジェクトに足りない稼働やスキルを補充できる
・要件や納期などが不明確なプロジェクトでも請けられる
など、発注側と受注側の双方にメリットがある取引形態です。
リモート、副業など多様な働き方を求めるエンジニアが増えていること、また
DX時代においてはプロジェクトに求められるスキルはますます多様化
していきますので、今後さらにSES人材の活用が進むものと思います。
フリーランス、SES人材、常駐業務委託人材を探す
システム受託開発案件や自社DXプロジェクトにおいて、不足するIT人材を外部から調達しようとする場合、「人材紹介会社」や「SES事業者」に声をかけて提案を受ける、という探し方があります。
一口に「IT人材」と言っても、プログラマ、インフラエンジニア、上流工程ができるアーキテクト、PM、PMO、UIUXデザイナーなど職種は様々で、紹介会社側にも会社ごとに抱える人材の特色があったりします。
その辺りはまた別記事で解説したいと思いますが、大まかには
・総合系人材紹介会社(紹介できる人材全体のボリュームが大きい)
・IT領域特化の人材紹介会社(IT系人材に強い)
と2系統あり、それぞれに強みが違いますので、両者に声をかけると良いと思います。
人材提案依頼の仕方・レジュメの見方
SES契約・常駐業務委託契約であれば、あくまで請負(直接的な管理・指示命令はできない)となるためバイネームで人の選定はできませんが、実態としては
1. プロジェクトの概要をお伝えして、求める人材要件を伝える
2. 事前にレジュメで要員の提案を受ける
という流れで調達することとなります。
1つ目の「人材要件を伝える」ことが、意外と簡単ではありません。
それは、 人材紹介会社側と共通言語で会話ができない ためです。例えば「PMが欲しい」と言っても「PM」の定義も様々です。システムエンジニアやWebディレクターをPMと呼んでしまっているケースもあります。
人材紹介会社側の営業担当に、要員に具体的にどんな業務をしてもらう想定であり、求めているスキルが何なのか、正確に理解してもらいましょう。
そうしないと、 レジュメはたくさん送られて来るけど、ほとんど要件を満たさないアンマッチな人材ばかり提案される という事態に陥ります。
また、2つ目のレジュメの確認にもコツがあります。人材のスキルや過去従事したプロジェクトなどを確認する際、気をつけるべきなのは 「 あまりにも短期間にコロコロ現場が変わっていないか 」 という点です。
もちろん各現場で事情がありますので一概には言えませんが、頻繁に入退場を繰り返している方の場合、パフォーマンスを発揮できていない人材である可能性があります。
外部人材の調達もできるアサイン管理・要員管理ツール
アイリッジが提供するCo-Assign(コーアサイン)は、
アサイン管理・要員管理のためのリソース最適化ソリューション です。
「リソース管理」に関する課題に対して、Co-Assign がどのような機能を提供しているかは、 機能:リソース管理 にて画面を交えながらご説明しています。
プロジェクトの体制を組み立て、メンバーのアサインを検討する際、正社員では稼働が空いていない/スキルが足りない場合に、 Co-Assignから人材紹介会社、SES事業者、外部ベンダーに要員の提案をリクエストできます。
また、所属会社から稼働報告を受けることのできる稼働管理・工数管理機能も備わっています。
Co-Assignを使えば、正社員・外部人材のあわせてひとつの開発リソースとして最適な体制構築ができるようになります。 最適な体制の構築は、プロジェクト成功の鍵 と言えます。
ご興味を持たれたプロジェクトマネージャーの方や、要員管理・アサイン管理・リソースを管理をされている組織マネージャーの方は、 ぜひこちらから 無料トライアル をお試しください