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公開日:2022.12.12

開発プロジェクトにおけるHRとリソース管理の重要性

【目次】

1)HRと開発プロジェクトの共通点

2)最適な人材リソースの分配のためのリソース管理

3)従来のリソース管理と、これからのリソース管理

4)これからのリソース管理のために考えるべきポイント

5)最適なアサインに必要な情報をクラウド管理

HRと開発プロジェクトの共通点

最近耳にすることが多くなったHR(ヒューマンリソース)という言葉。HRは「人的資源の活用をすることで、企業の生産性を最大化する」ことが目的です。労働人口減少や働き方の変化、ITの進歩によって「今後の企業の成長に人的資源を活用することが必要」という認識が強まり、今では市場に広く浸透しています。

HRの考え方の根本は、「ヒト」=「資源」という考え方です。経営資源である「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の中の、「ヒト」の資源を使って企業成長を促します。具体的な業務としては、採用、人材育成、人事労務、人員の最適配置などが挙げられます。

このHRの考え方は、開発会社のプロジェクトアサインの考え方と似ています。開発会社の業態は、開発プロジェクトが立ち上がり、プロジェクトへ人材をアサインします。プロジェクトのアサインは最適な人的リソースの分配が必要な業務のため、HR的な考え方が必要とされています。

開発プロジェクトにおける成功は、「開発プロジェクトを成功させる」こと、HRの成功は「「ヒト」の資源を最大限に活用し会社を成功させる」こと。これらの共通点は「配属した人材が、「モチベーション」を持って「能力を発揮」することで「高い生産性」を発揮し「個人/会社が成長」する」ということが言えます。

開発会社に求められる最適な人材リソースの分配

一見簡単ですが、最適な人材リソースの分配は難易度が高いです。実際は多数のプロジェクトが存在し、最適な人材は、すでに他の案件でリザーブされていたり、アサインするには案件難易度が高すぎたり、逆に非稼働の時間が多くなってしまったりするのが理由です。

開発プロジェクトでは、「メンバーのプロジェクトへの適正」「社内/社外のリソース状況」のバランスをとりながら、「最大に近い案件数」を「最高に近い稼働効率」でプロジェクトを進める必要があります。

これらの実現にはリソースの管理が必要不可欠で、管理に必要な項目は以下です。

「リソース管理」に関する課題に対して、Co-Assign がどのような機能を提供しているかは、 機能:リソース管理 にて画面を交えながらご説明しています。

多くの開発会社では、これらのリソース管理はExcel/スプレッドシートを使って管理しています。確かにExcel/スプレッドシートは使いやすいですが、先々の予定まで管理しにくかったり、シートが複数になって一覧性も低くなるので注意しましょう。

従来のリソース管理と、これからのリソース管理

開発会社が置かれる環境は、リモートワーク、DX特需、開発の内製化、アジャイル開発、などの様々な要因によって変化し続けています。今後は従来通りのリソース管理、特にExcel/スプレッドシートでの管理は管理者に大きな負担になっていくと考えられます。理由は以下の環境の変化です。

①開発の大規模化・短納期化

開発が大規模化・短納期化していることによって掛け持ちするプロジェクトが多くなり、プロジェクトのアサインが複雑化してきています。

②対面コミュニケーションの取りづらさ

企業のリモートワークの導入により、直接のコミュニケーションが取りづらくなるため、個人の情報の取得/アップデートがリアルタイムに把握しづらくなってきている。

③スキルの多様化/細分化

開発言語や開発手法が増えるため、スキルや経験のカテゴリー分けがしづらい環境になりつつあります。今後も増加していくと考えられるため、管理がより細かく煩雑になります。

これらによって開発環境は今後も変化していくと考えられます。こういった変化に対応できるように、リソース管理の方法を工夫する必要があります。

これからのリソース管理のために考えるべきポイント

環境の変化に対応するためには、一覧性高く自社のリソースの状態を把握できる状態であることが必要です。特にITの活用をおすすめします。リソース管理に効くIT施策の代表例は以下です。

①導入済みのITツールを連携/カスタマイズ

自社で使用している勤怠管理ツール、営業ツール、プロジェクト管理ツール、タスク管理ツール、財務管理ツールを連携、カスタマイズする。もしくはデータ連携ツールなどの活用することでリソース管理が行いやすくなります。

アサインに関する情報は一元管理されづらく、社内の様々なツールに格納されているため、プロジェクト管理ツール上で、確認することができるように連携することをお勧めします。

②バーチャルオフィスツールの活用

こちらは逆に、コミュニケーション量によってリソース状況を把握する施策です。オンラインでオフラインと同等のコミュニケーションをすることで、従来通りのリソース管理を実現することができます。

ですが何かリソース管理ができる”箱”があるわけではないので、属人的な管理方法であり、何かしらデータとして残すことが必要なため、他のプロジェクト管理ツールやアサイン管理ツールなどと合わせて活用することをおすすめします。

③アサイン管理ツールの導入

手軽に脱Excelができる、アサインのためのツールです。アサインに必要な情報をまとめて格納、参照できるような作りになっているため、特に準備などが必要なく手軽に人材の最適配置をすることができます。

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