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更新日:2024.10.31
公開日:2021.10.21

リソース管理・プロジェクトアサイン、その仕事内容とは?

リソース管理・プロジェクトアサインとは?

社内の人材リソースを新規案件や進行中の既存プロジェクトへ適切に配置する業務のことを言います。
自社が抱える複数のプロジェクトの進行状況を俯瞰し、それぞれのプロジェクトを成功させるために最適な人材をプロジェクトへ参画する指示(アサイン)します。社内のリソース不足(人材不足)の時は、外部から人材調達をします。

例えると、空港でいう管制塔。サッカーや野球などのスポーツチームの監督。のようなポジションです!

「リソース管理」に関する課題に対して、Co-Assign がどのような機能を提供しているかは、
機能:リソース管理
にて画面を交えながらご説明しています。

今回はアサイン管理ツールCo-Assignを提供するアイリッジがリソース管理・プロジェクトアサインについて解説します。

こんな人におすすめ!

  • プロジェクトへのアサイン管理をしている人
  • 開発部門のマネージャー
  • 複数の開発組織の責任者(部長・事業部長)
  • 経営陣

リソース管理・プロジェクトアサインの仕事内容

人材のプロジェクトへの参画を指示するリソース管理・プロジェクトアサインの仕事。具体的な仕事内容は以下の通りです。

全ての新規/既存プロジェクトの状況を把握する

プロジェクトの状況を把握することは、リソース管理業務の基本です。プロジェクトの成功とチーム全体の効率向上に直結する重要な業務です。具体的には次の通りです。

リソースの最適化・最適配分

各プロジェクトの進捗やリソースの状況を把握しておくことで、必要な人材や時間のリソースを効率的に分配できます。これにより、リソースの過不足を防ぎ、業務全体のバランスを保つことができます。

タイムラインの管理

各プロジェクトの進捗状況を確認することで、納期や重要なマイルストーンを守るための調整が可能になります。スケジュールに遅れが生じている場合、早期に問題を発見し、対策を講じることができます。

プロジェクト間の依存関係の把握

複数のプロジェクトが同時進行している場合、あるプロジェクトの進捗が他のプロジェクトに影響を与えることがあります。状況をしっかりと把握することで、依存関係のあるプロジェクト間の調整がスムーズに行えるようになります。

業務の透明性向上

プロジェクトの状況を把握し、関係者と情報共有することで、業務の透明性が高まり、チーム全体の信頼関係が強まります。また、関係者が現状を把握できるため、無駄な確認作業やコミュニケーションコストを削減できます。

リスク管理

プロジェクト進行中に発生する可能性のあるリスクや問題を早期に察知するためには、プロジェクトの状況把握が欠かせません。問題が大きくなる前に対応することで、プロジェクトの失敗や遅延を防ぐことができます。

効果的な意思決定サポート

プロジェクトの進捗やリソースの現状を把握することで、経営層やプロジェクト管理者が迅速かつ適切な意思決定を行うための情報基盤が整います。必要に応じて、プロジェクトの優先度やリソースの再配置など、戦略的な決定がサポートされます。

人材リソースの「稼働状況」「スキルセット」を把握する

プロジェクトの成果を最大化するために、人材リソースの「稼働状況」と「スキルセット」を把握することは欠かせない要素です。

適材適所のアサインが可能

人材のスキルセットを正確に把握することで、各プロジェクトの要求に最適なメンバーを選定できます。たとえば、特定の技術や知識が必要な業務には、該当スキルを持つ人材を割り当てることで、プロジェクトの品質と効率が向上します。

稼働状況によるリソースの最適利用

各メンバーの稼働状況を把握することで、誰がどの程度の余力を持っているかを明確にできます。稼働状況の把握は、特定メンバーへの負担が集中する事態を防ぎ、リソースを均等に分散させるのに役立ちます。また、メンバーの過度な負荷を避けることで、モチベーション維持やパフォーマンスの低下を防げます。

プロジェクトのリードタイム短縮

稼働状況とスキルセットを正確に把握しておくと、急な変更や追加のリソースが必要になった場合にも迅速に対応できます。例えば、あるプロジェクトが進捗遅れを抱えている場合、稼働可能なリソースをすぐに投入できるため、リードタイムの短縮につながります。

リソースの計画的な育成が可能

各メンバーのスキルセットを把握しておくと、必要なスキルギャップを特定し、計画的なトレーニングや教育プログラムの実施が可能になります。これにより、中長期的にはチーム全体のスキルレベルが向上し、より高度なプロジェクトに対応できるようになります。

プロジェクトのリスク軽減

特定のスキルや知識に依存するプロジェクトでは、該当メンバーの稼働状況がプロジェクト全体に影響を及ぼすことがあります。リソースの稼働状況とスキルセットを把握することで、リスクとなるボトルネックを見つけ出し、プロジェクト進行中のリスクを軽減するための対策を講じやすくなります。

透明性とチーム全体の効率向上

稼働状況やスキルセットをチーム全体で共有することは、透明性を高めるだけでなく、他メンバーがどのようにリソースが配分されているかを把握できるため、チーム内のコミュニケーションがスムーズになります。適切なメンバーが適切な時期にサポートできる体制が整うことで、チーム全体の効率が向上します。

社内の人材リソースが不足した場合、社外リソースを調達する。

社外リソースの調達はプロジェクトに柔軟性をもたらしますが、コスト、契約条件、コミュニケーション、セキュリティ、そして品質管理など多方面にわたる注意が求められます。

コスト管理

社外リソースは社内リソースと比べてコストが高くなることが多いため、予算や費用対効果をしっかりと検討する必要があります。契約内容や支払い条件を明確にし、長期的なコストが増加しないように管理することが重要です。

リソースのスキルとマッチング

必要なスキルセットを持っている社外リソースであっても、会社のプロジェクト環境や業務フローに適応するか確認が必要です。また、スキルレベルを正確に見極めるために、過去の実績やレビューを確認したり、面接やテストタスクを実施することも推奨されます。

社内メンバーとの連携体制

社外リソースを利用する場合、社内メンバーとの連携がスムーズに行われるかどうかがプロジェクトの成功に影響します。情報共有方法やコミュニケーション体制をあらかじめ決め、使用するツールや定期的な会議などを設定しておくことで、チーム全体の連携が取りやすくなります。

契約条件と法的な確認

社外リソースを調達する際には、契約条件や法的な側面にも注意が必要です。秘密保持契約(NDA)や、プロジェクトの成果物に対する著作権の帰属についても明確にしておくと、後のトラブルを防止できます。また、稼働時間や作業内容、納期に関するペナルティ条項も含めておくと安心です。

セキュリティとデータ保護

社外リソースが社内のデータやシステムにアクセスする場合、情報漏えいやセキュリティリスクが発生する可能性があります。アクセス権限を最小限に抑え、必要なセキュリティ対策を講じることが大切です。また、データ保護やプライバシーの遵守に関する社内ルールを共有し、順守させることも重要です。

業務習熟期間の見積もり

社外リソースは、社内メンバーよりも業務の背景や流れに不慣れな場合が多いです。そのため、業務に慣れるまでに一定の時間がかかることを見越してスケジュールを調整し、必要なトレーニングやサポート体制を提供するとスムーズに進められます。

キャリアパスをアサイン判断に加味する。

アサイン管理においてキャリアパスを考慮することは、従業員の成長を支援しながら企業の成果を最大化するために非常に有効です。以下に、具体的な効果を説明します。

従業員のモチベーション向上

キャリアパスを考慮してアサインすることで、従業員が自身の成長を実感でき、仕事への意欲が高まります。たとえば、従業員が目指すスキルや役職に近づけるプロジェクトにアサインすることで、「自身の成長が認められている」と感じ、業務への積極性が増します。

スキルの計画的な開発

アサインの際にキャリアパスを考慮することで、従業員のスキル開発が計画的に進められます。特に、次のステップに必要なスキルや知識を実践で習得する機会が得られるため、従業員が効率的にスキルアップできます。これにより、個々の専門性が高まり、チーム全体のスキルレベルが底上げされます。

長期的な人材定着率の向上

キャリアパスが尊重されていると、従業員は企業が自分の成長をサポートしてくれていると感じるため、離職率の低下につながります。自身の成長を促進するプロジェクトや役割にアサインされることで、組織への帰属意識や長期的な働き続ける意欲が高まります。

適材適所の実現による業務効率化

キャリアパスを意識することで、従業員の強みや興味に合った業務にアサインできるようになり、適材適所が実現されます。これにより、従業員が本来のポテンシャルを発揮しやすくなり、プロジェクトの効率や質が向上します。また、担当業務がキャリアの方向性と一致していると、自発的に知識やスキルの習得に励む傾向が強まり、全体的な生産性向上につながります。

社内の人材育成コストの削減

キャリアパスを踏まえたアサインメントにより、社外からの人材採用に頼らず、社内での成長によってポジションを埋めることが可能になります。これにより、外部採用やその後のトレーニングコストを抑えつつ、必要なスキルを持つリーダーや専門家を社内で育成できるようになります。

キャリア開発と組織目標の一致

キャリアパスをアサイン判断に含めることで、組織の戦略やビジョンに合致した人材育成が可能となり、企業全体の方向性と従業員個人の成長が一致します。結果として、戦略的なプロジェクトにおいて必要な人材が社内から確保でき、組織の目標達成が加速されます。

人材の多様性とイノベーション促進

キャリアパスを考慮し、多様な経験を積む機会を提供することで、異なる視点やスキルが各プロジェクトに持ち込まれ、イノベーションが促進されます。異なるバックグラウンドを持つ人材が多様なプロジェクトに関わることで、より幅広い視点からのアプローチや新しいアイデアが生まれやすくなります。

リソース管理・プロジェクトアサインに必要なスキルは?

リソース管理・プロジェクトアサインには、多様なスキルの組み合わせが求められます。各スキルをバランス良く発揮することで、プロジェクトを成功に導きつつ、チーム全体の生産性と士気を向上させることが可能です。

スキル 役割 具体例
コミュニケーションスキル 関係者との期待値の調整、状況の確認 メンバーの意見や状況を把握し、納得感のあるアサインを実現
リソース計画スキル リソースの供給と需要のバランスを計画 プロジェクトのスケジュールとリソース状況を分析し、効果的な配分を計画
データ分析スキル 稼働状況や進捗データの分析 稼働率や進行状況のデータを可視化し、効果的なリソース配置を支援
柔軟な対応力・問題解決スキル 突発的なリソース不足や遅延への対応 優先度の高いプロジェクトにリソースを再配分し、迅速に問題解決
スケジュール管理スキル 複数プロジェクトのスケジュール調整 プロジェクトのマイルストーンに合わせてリソースを配置し、進捗に応じて調整
キャリア開発と育成の視点 メンバーのキャリアパスや成長のサポート リーダー候補にスキルアップできるプロジェクトを割り当て、成長支援
ステークホルダーマネジメント 他部門やプロジェクトオーナーとの調整 プロジェクトの優先度や影響度を把握し、必要リソースの交渉を行う
リスク管理スキル リソース不足・過剰配置のリスク予測と対策 繁忙期やリソース不足時に備え、事前の対策を講じてプロジェクトの進行を円滑に保つ
ITツールの活用スキル プロジェクト・リソース管理ツールの活用 AsanaやTrello、アサイン管理ツールを使い、リアルタイムでチームのリソース状況を把握・共有
意思決定スキル リソースの投入先や優先順位の判断 緊急度・重要度の高いプロジェクトにリソースを集中し、プロジェクト全体の成果を向上


最新情報を常に把握し、メンバーの稼働やスキルセットなど、日々変化する情報をアップデートしメンテナンスするには、リソース管理に関する情報をクラウドで一元管理し、可視化するアサイン最適化ツールCo-Assign(コーアサイン)がおすすめです。

プロジェクトアサイン最適化ツール(Co-Assignコーアサイン)

Co-Assignは人材リソースを無駄なく配置・調整できるアサイン管理業務に特化したツールです。アサインの最適化と合理化、アサイン業務の効率化を実現します。

プロジェクトの遂行に求められる役割・必要工数・予算と、メンバーのスキル・資格・経験・稼働予定を一元管理して、メンバーを最適なプロジェクトへ配置することができます。

Co-Assign(コーアサイン)では無料トライアルを提供しております。 

私たち、株式会社アイリッジは、リソース管理・アサイン管理業務を効率化する人材最適化プラットフォーム Co-Assign(コーアサイン)を提供しています。

Co-Assignの問い合わせ、資料請求はこちらから!

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