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公開日:2023.10.10

SIerが実践するプロジェクトアサインの  ベストプラクティス

システムインテグレーター(SIer)におけるプロジェクトアサインは、プロジェクトの成功を左右する重要なプロセスです。リソースの最適な配分が、クライアントの満足度や

プロジェクトチームのパフォーマンスに影響を与えるか見ていきましょう。

最適なプロジェクトアサインを行うには?

一般的には営業情報・案件情報・稼働予実をもとに作成されるプロジェクトアサインですが、”最適な”プロジェクトアサインに必要な情報はこの3つだけではありません。

なぜなら最適なプロジェクトアサインというのは、 プロジェクトが成功を収めることだけではないからです。開発効率が高く見込めるチーム編成、且つ携わったメンバーがスキル・能力・経験をしっかりと発揮し、成長することが見込めるチームビルディング ができて初めて最適なアサインということができます。ですがこれらは難しく、最適なアサインができている企業は多くありません。

なぜ最適なプロジェクトアサインが難しいのでしょうか

プロジェクト アサインが難しい理由は多岐にわたります。

以下は、そのいくつかの課題とポイントです。

1. 多様なスキルセットの必要性

  • プロジェクトには様々なスキルセットが必要であり、全てのスキルを持ったメンバーを揃えるのは困難です。一人のメンバーが複数のスキルを持っているケースは稀であり、特に大規模なプロジェクトでは専門知識が要求されることも多いです。

2. メンバーの可用性の状態

  • 良いパフォーマンスを発揮するメンバーは常に引く手あまたで、彼らのスケジュールや既存プロジェクトとの兼ね合いを考慮しながらアサインするのは一筋縄ではいきません。

3. チーム間のコミュニケーションと協力

  • 組織内に複数のプロジェクトが進行している場合、チーム間でのリソース共有や協力が必要です。しかし、それぞれのプロジェクトマネージャーが自チームの利益を最優先することもあり、リソースの均等な配分が難しいケースがあります。

4. クライアントの期待とのギャップ

  • クライアントのニーズや期待は高く、その期待に見合ったメンバーをアサインすることが求められます。しかし、理想的なリソースが常に利用可能であるわけではなく、そのギャップをどのように埋めるかが課題となります。

5. メンバーのキャリアパスとの調和

  • メンバー自身のキャリアパスや希望するプロジェクトと、アサインされるプロジェクトとのミスマッチが生じる可能性があります。このミスマッチがパフォーマンスの低下やモチベーションの喪失を招くことがあります。

6. プロジェクトの不確実性

  • プロジェクトの初期段階ではリスクや課題が見えにくいことがあり、これらが明らかになった際にリソースを追加したり、調整したりする必要が出てくる。この変動に柔軟に対応するのは難しい側面があります。

7. 技術の進化

  • ITの分野では技術の進化が早く、新しいスキルや知識が要求されることが多いです。既存のメンバーが持っているスキルセットがプロジェクトで求められるものと一致しない場合、適切なアサインが難しくなります。

8. バランスの取り方

  • チーム内でスキルセットが偏らないように、バランス良くメンバーをアサインすることも難しいです。あるメンバーが多くのタスクを抱え過ぎることなく、フェアなロードバランスを保つのは煩雑な作業となります。

これらの理由から、プロジェクトのアサインは複雑であり、多くのファクターを考慮しながら進める必要があります。適切なツールやフレームワークを使用して、アサインプロセスを効率化し、柔軟に調整できる体制を作ることが重要です。

「リソース管理」に関する課題に対して、 Co-Assign がどのような機能を提供しているかは、 機能:リソース管理 にて画面を交えながらご説明しています。

プロジェクトアサインのベストプラクティス

1. プロジェクトの性質を正確に理解する

2. メンバーのスキルと経験を考慮する

3. キャリアパスと個々の目標を尊重する

4. チームバランスを考慮する

5. プロジェクトの規模と期間を考慮する

6. メンバーのワークロードをチェックする

7. コミュニケーションを強化する

8. フレキシビリティを持つ

1.「最適な」アサインを追求する上で、まずプロジェクトの性質と要求を正確に把握することが重要です。クライアントのニーズ、プロジェクトのスコープ、必要なスキルセットなどを正確に評価し、それに適したリソースを選定します。


2.チームメンバーの過去の経験、技術的なスキル、そしてソフトスキル(コミュニケーション能力や問題解決能力など)を考慮してプロジェクトをアサインすることも肝要です。これにより、プロジェクトのニーズとメンバーのスキルが最大限に活かされることになります。


3.メンバーのキャリアパスや個人的な目標を理解し、それに合ったプロジェクトをアサインすることで、モチベーションを高め、プロジェクトの質を向上させることが可能になります。


4.異なるスキルセットと経験レベルを持つメンバーから成るバランスのとれたチームが、プロジェクトをスムーズに進め、多角的な問題解決を可能にします。


5.プロジェクトの規模や期間に応じて、適切な人数と専門性を持ったメンバーをアサインしましょう。大規模で長期的なプロジェクトでは、専門分野を持つ複数のメンバーの必要があります。


6.オーバーワークが品質低下やモチベーションの低下を引き起こさないよう、メンバーのワークロードを適切に管理しましょう。


7.プロジェクトの進捗状況やメンバーの意見を定期的に共有することで、フィードバックを即座に反映し、チームの一体感を高めます。


8.固定的な思考から解放され、変化に柔軟に対応することで、未予測の問題や変更要求にも迅速かつ効率的に対応できます。

最適な 』プロジェクトアサインには、 <リアルタイムに必要な情報を一元管理できる>

必要があります。そのためには上記の項目を一元管理できるリソース管理ツールが必要です。

最近ではプロジェクトのアサインを楽にしてくれるシステムがいくつか台頭してきています。リソース管理ツールは、”最適なアサイン”ができるように作られているため案件情報の登録ができ、アサインに必須なメンバー情報を一元管理することができます。

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