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公開日:2022.11.28

SIerにおける”最適な”プロジェクトアサインとは??

そもそもプロジェクトアサインとは?

ウィキペディアやWeblio辞書、コトバンクなどでプロジェクト、アサインをそれぞれ調べてみると以下のような意味を持っています。

プロジェクト:目的達成や新しいものを考える上で行う計画や組織・業務を指す

アサイン  :「割り当て」「任命する」こと

組織においては、管理職が部下に対して仕事を与える辞令のようなもの

つまり、SIerにおけるプロジェクトアサインとは、「クライアントへ納品するシステムの開発プロジェクト」の配置辞令のようなものとなります。

プロジェクトアサインの流れ

プロジェクトアサインが決定する流れは、概ね以下の通りです。

1)営業から案件情報の共有を受ける

2)現在のメンバーの稼働予定を確認

3)社内の人材で人が足りない場合、外部パートナーへ稼働予定を確認

4)上記の情報をもとにアサイン会議を実施・決定

5)人員のリソース仮押さえ

6)受注とともにプロジェクト開始

人数が少ない場合、アサインは頭の中で調整することもできますが、開発部隊が30名を超えてくると調整が難しくなってきます。

また、アサインを決定するまでに必要な情報である、営業情報・案件情報・稼働予実が社内でバラバラに管理されがちです。それらの情報を集めるためにコミュニケーションが必要なことが多いため「アサイン会議」のための「事前準備」に時間がかかる企業も多いのではないでしょうか?

最適なプロジェクトアサインを行うには?

一般的には営業情報・案件情報・稼働予実をもとに作成されるプロジェクトアサインですが、”最適な”プロジェクトアサインに必要な情報はこの3つだけではありません。

なぜなら最適なプロジェクトアサインというのは、 プロジェクトが成功を収めることだけではないからです。開発効率が高く見込めるチーム編成、且つ携わったメンバーがスキル・能力・経験をしっかりと発揮し、成長することが見込めるチームビルディング ができて初めて最適なアサインということができます。ですがこれらは難しく、最適なアサインができている企業は多くありません。

なぜ最適なプロジェクトアサインが難しい理由

最適なプロジェクトアサインが難しい理由は、 アサインをするために参照するべき情報が多く、統合管理が難しい事 です。

アサインの決定は、アサイン会議で行われます。一般的にアサイン会議では管理職・マネージャー層が集まり、以下のような情報を参照を基にアサインプランを作成、決定します。

プロジェクトの成功だけを考えるのであれば、案件情報×メンバーの情報(稼働予定×稼働実績×スキル)を考えれば良いのに対して、最適なプロジェクトアサインには、最低でも下記の11項目をメンバー毎に考える必要があります。

「リソース管理」に関する課題に対して、Co-Assign がどのような機能を提供しているかは、 機能:リソース管理 にて画面を交えながらご説明しています。

さらに前述のとおり、これらの情報は様々なツールに情報が格納されているため統合管理が難しいです。上記の情報が格納されているITツールを挙げてみると以下のようになります。

ITツールを活用しツールごとの連携ができていれば問題なく”最適な”アサインができますが、一部ExcelやGoogle spreadseatでの管理だったり、リアルタイムで情報の入力がされていないと、情報を収集しなければいけません。

さらに現在は、リモートワークが主流になっています。多面的に情報交換することが難しい環境のため、これらの情報を、コミュニケーションで取得しようとすると、莫大なコミュニケーションコストが発生します。

アサインにおけるリソース管理には<メンバーの数>×<参照する情報の数>で加速度的に難しくなることが”最適な”アサインができていない理由と言えます。

最適なプロジェクトアサインを行うために

”最適な”プロジェクトアサインには、 <リアルタイムに必要な情報を一元管理できる> 必要があります。そのためには上記の項目を一元管理できるリソース管理ツールが必要です。ですが前述した通り一般的なリソース管理ツールはアサインの参照情報のために作られているのではないため、”帯に短したすきに長し”な物が多いです。

ただ、最近ではプロジェクトのアサインを楽にしてくれるシステムがいくつか台頭してきています。リソース管理ツールは、”最適なアサイン”ができるように作られているため案件情報の登録ができ、アサインに必須なメンバー情報を一元管理することができます。

つまり様々なツールに情報を収集しなくても、メンバーと細かいコミュニケーションを取らなくても〈SFA〉+〈リソース管理ツール〉+〈プロジェクト管理ツール〉のみで、”最適な”アサインができるというメリットがあるため、そういったツールの検討も視野に入れことをお勧めします。

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