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アサイン管理について

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公開日:2025.07.11

アサイン管理の落とし穴は“ハロー効果”だけじゃない ―無意識のバイアスがチームの稼働を歪めている?

前回のブログでは、


「忙しそうな人にばかりアサインしてしまう理由」

として“ハロー効果”をご紹介しました。

これは、人が持つ「目立つ特徴に引っ張られる認知バイアス」で、
“できそう”“頼れる”といった印象に影響されてアサインが偏ってしまう現象です。

実は、ハロー効果は“入口”にすぎません。

アサインの偏りには、他にもさまざまな心理的・組織的な要因が関わっています。

1. 「この人なら大丈夫」確証バイアス

一度任せてうまくいった経験があると、人はその印象を強く信じ、「今回もお願いしよう」と判断しがちです。

でも、状況が違えば、同じようにいくとは限りません。
それでも“前回の成功体験”に引きずられてしまう――
これが確証バイアスです。

2. 「話しやすいから頼んでしまう」初頭効果・親近感バイアス

新人や異動者がいるのに、結局いつも近くにいる人に頼んでしまう。
これは、最初に関わった人・よく話す人に対して好意や安心感を持ち、
他の候補を見ようとしなくなる傾向です。

本来は適任でも、話す機会が少ないだけでチャンスを逃している人がいるかもしれません。

3. 「今回はトラブルを避けたい」損失回避バイアス

新しい人に任せるより、リスクを回避してベテランに…
そんな判断も、実は**「失敗したくない」という心理的バイアス**によるものです。

その積み重ねが、ベテランの過負荷と若手の機会損失を生んでしまいます。

バイアス名 内容 アサイン管理への影響
確証バイアス 一度うまくいった人を「次もできる」と思い込みやすい心理 同じ人にばかりアサインし続けてしまう/固定化が進む
初頭効果・親近感バイアス 関わりのある人を過剰に信頼しがち 近くの人・話しやすい人に偏るアサインになる
損失回避バイアス 新しいことへの失敗を避けたがる傾向 若手や新メンバーに任せられず、機会損失が生まれる

感覚で動くアサインの限界

これらのバイアスは、悪意があるわけではありません。
むしろ「早く回したい」「安心したい」という前向きな気持ちから生まれるものです。

でも、だからこそ見えにくく、繰り返されやすいのです。

だからこそ、「見える化」が必要です。

属人的な判断ではなく、
“今の稼働状況”“過去のアサイン履歴”“スキルの偏り”を可視化し、
チーム全体で適正な配置を考える仕組みが必要です。

Co-Assignは、そうした見えにくいバイアスを排除し、
アサインを“チーム全体最適”に変える支援ツール
です。

無意識の偏りをなくすアサイン管理へ

「なんとなく」で任せるアサインは、現場でよく起こります。
でもそこには、ハロー効果だけでなく、さまざまな心理的・構造的な要因がひそんでいます。

Co-Assignでアサインを“感覚”から“可視化”へ。
チームの働き方を、ひとつずつ整えていきませんか?

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前編:「“忙しい人にばかりアサインしてしまう”のはハロー効果かも?」

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