icons

ブログ

アサイン管理について

公開日:2025.09.04

アサインの可視化はゴールではなくスタート – アサインを“調整する”ための3つのポイント

とあるアサイン会議において、、、

「この人を別案件に回す余裕、ありますか?」
本部長の問いかけに、会議室は一瞬静まり返りました。

担当者が慌ててExcelファイルを開くものの、ファイルは重くてなかなか立ち上がらない。ようやく開いても、部門ごとに管理されたシートは更新タイミングがバラバラで、数字が合わない。


「最新はどのファイルですか?」
「昨日、修正版をメールしましたけど…」

会議の時間は刻々と過ぎていくのに、肝心の“判断”ができない。結局その場では結論が出ず、後日再調整に持ち越し。参加者には「今日も決められなかった」という疲労感だけが残る——。

こうした場面、プロジェクト管理に携わる方なら一度は経験があるのではないでしょうか。
アサインを可視化しても、それをもとに何をどう調整するかが決まらなければ、せっかくのデータはただの「情報止まり」になってしまいます。

具体的に何を変えることか?

アサイン管理における“調整”とは、実際には、次のような要素を組み替えることを指します。

  • :誰をアサインするか、担当をどう割り当てるか
  • 期間:開始日や終了日を前倒し・後ろ倒しする
  • 比率(稼働配分):どの案件にどれだけの時間を振り分けるか
  • 優先度:納期、負荷分散、育成など、どの基準を優先するか

つまり「調整する」とは、人・期間・比率・優先度を会議の場で具体的に組み替えることなのです。

可視化はゴールではなく“スタートライン”

アサイン状況の可視化は、それ自体で課題を解決してくれるわけではありません。
重要なのは、可視化した情報を起点に、人・期間・比率・優先度を具体的に組み替えること。ここからが本当の勝負です。

調整するための3つのポイント

1. 判断基準を揃える(何を優先して組み替えるのか)

議論を速く・正しく進めるには、意思決定の軸を事前に明確化します。

  • 納期最優先(クリティカル案件は遅延ゼロ)
  • 負荷分散(個人稼働の上限:例 85%/週)
  • 育成(若手に月1本は主要タスクを任せる)
  • 収益性(粗利◯%未満の案件は追加工数抑制)

2. アサイン計画機能で“人・期間・比率”を即時に組み替える

Excelでは現実的でない、会議中の試行錯誤を具体化します。

  • 人の入れ替え:Aさん→Bさんに主要タスクを交代
  • 比率の調整:来週のみAさんの案件Xを50%→30%、空いた**20%**を案件Yへ充当
  • 期間のシフト:Bさんの着手日を**+3日後ろ倒し、代替でCさんを今週20%**だけ投入
  • 影響の可視化:変更に伴う納期・負荷・コストの差分をその場で比較

Co-Assignなら、会議中にアサインを変更し、その場でシナリオを比較できるアサイン計画機能で、こうした組み替えが即時に可能です。

アサイン管理ツール Co-Assign

3. 予実で差分を閉じる(翌週以降に効かせる)

立てた計画は、実績と突き合わせて調整ループを回します。

  • 差分の把握:案件Yで工数が**+12h超過、Aさんの残業が上限超**
  • 是正の打ち手:次週はDさんのアサイン比率**+10%**へ変更し、テスト工程を前倒し配置
  • ルール化:毎週の定例で予実差分→調整案→確定までをセットで実施

これが根付くと、アサイン管理は“調整作業”から組織強化の仕組みに変わります。

よくあるつまずきと回避策

  • “見るだけの会議”で終わる → 必ず**“調整案の提示と確定”**まで含めるアジェンダに
  • 細部にこだわりすぎて決め切れない → 大きな影響のある部分から優先的に決定し、細部は次回以降に回す
  • 管理部門だけで完結現場リーダーの参加と、比率・期間の現実性チェックを必須に

まとめ

アサインの可視化は「見る」だけでは不十分。
人・期間・比率・優先度を会議中に具体的に組み替えることで初めて価値が出ます。

  • 判断基準を揃える
  • アサイン計画機能で“人・期間・比率”を即時に組み替える
  • 予実で差分を閉じる

この3点を押さえることで、残業の抑制/属人化の解消/納期遵守率の向上/育成機会の創出が現実になります。

Co-Assignなら、“調整できる仕組み”まで一気通貫

多くの企業が直面している課題は、「可視化したけれど、そこから人・期間・比率を調整できない」という壁です。

Co-Assignは、

  • 会議中にアサインを変更し、その場でシナリオを比較できるアサイン計画機能
  • 全社・部門・個人といった複数の視点を切り替えながら、公平に判断できるリソース管理画面
  • 計画と実績を自動で突き合わせる予実管理

で、可視化 → 調整 → 改善サイクルを一気通貫で支えます。

アサイン管理ツール Co-Assign

「情報が止まる会議」から、「その場で調整し、決められる会議」へ。
もし今、アサイン管理の停滞に悩んでいるなら、Co-Assignで“調整できる組織”へ一歩を。

👉 最新資料をダウンロードする
👉 1か月無料トライアルはこちら

私たち、株式会社アイリッジは、リソース管理・アサイン管理業務を効率化する人材最適化プラットフォーム Co-Assign(コーアサイン)を提供しています。

Co-Assignの問い合わせ、資料請求はこちらから!

Co-Assignの問い合わせ、資料請求はこちらから!

ブログ最新記事

最新の導入事例

ブログ一覧へ