icons

ブログ

アサイン管理について

公開日:2025.12.03

“人軸×案件軸”で見直す

Excelアサイン管理の限界と脱却への新アプローチ

はじめに:なぜ今、“人軸×案件軸”の見える化が求められるのか

システム開発部門のマネージャー・リーダーの皆さま。
日々のアサイン管理で、

  • メンバーの稼働状況が瞬時に把握できない
  • 案件ごとのリソース全体像がつかみにくい
  • プロジェクト横断で負荷の偏りが見えない

こうした悩みを抱える場面は少なくないはずです。

プロジェクトの複雑化や体制変更が増える今、「人軸(個人別の稼働)」と「案件軸(プロジェクト別の必要リソース)」を同時に把握できる状態は、もはや“あれば便利”ではなく、“組織の意思決定に不可欠”になっています。

しかし、主流であったExcel管理では、この両軸の切り替えや横断的な分析が徐々に限界を迎えつつあります。本記事では、Excelの課題を整理しつつ、より戦略的なアサイン管理への移行ステップをご紹介します。

Excelアサイン管理の現状と限界

開発プロジェクトの複雑化が進む中、アサイン管理は「感覚」ではなく「データ」で判断することが求められています。しかし、現場ではいまも Excel が中心で管理されていることが多く、人軸と案件軸の両方から状況を把握したいというニーズに十分応えられない場面が増えています。

人軸×案件軸、両面で把握したいニーズの高まり

現場のマネージャーからは次のような課題を耳にします。

  • Aさんがどの案件にどれだけ関わっているのか、すぐに分からない
  • 案件ごとのリソース状況と見積との差分が把握しづらい
  • プロジェクト横断で誰に負荷が集中しているのか見えづらい

これらはすべて「人軸(個人別の稼働)」と「案件軸(プロジェクト別の必要リソース)」の両方を見たいというニーズから生まれています。

Excel特有の課題

1. 多軸集計が複雑化する

ピボットや複数シートで構築しても、人数・案件の増加に伴いメンテナンスが急速に難しくなります。

2. リアルタイム性の欠如

手作業更新が前提のため、実態とのズレが常に発生しやすくなります。

3. 属人化しやすい

管理ファイルの構造が担当者依存になりがちで、引き継ぎに困るケースが多く見られます。

4. 他業務との連携が弱い

工数、進捗、勤怠など他の情報と自然に連動させることが難しく、アサイン判断の精度が上がりません。

解決への方向性:アサイン管理の“戦略化”に必要な仕組み

Excel運用の限界を越え、人軸×案件軸での最適な判断をするためには、次の2点が重要です。

1. リアルタイムかつ多軸でのデータ集約

「誰が・いつ・どの案件に・どれだけ関わっているか」を一元管理し、人軸/案件軸を瞬時に切り替えられることが理想です。

2. 業務フローとの一体化・自動化

工数申請・進捗・勤怠などとの連携により、更新漏れや二重入力を防ぎ、管理者の判断を支える“正確なデータ基盤”を作れます。

導入へ向けたステップ:具体的な進め方

1. 現状のアサイン管理フローを棚卸しする

まずは現在どのように運用しているかを可視化し、ボトルネックを整理します。

  • どこに誰が入力しているのか
  • 更新の頻度・負荷
  • 工数・進捗など他業務との連携状態

2. “人軸×案件軸”での見える化要件を定義する

  • 人ごとの稼働状況の把握
  • 案件ごとのリソース配分
  • 余力・負荷の偏り把握
  • 週次・月次レビューで必要な指標

3. 専用ツール・システムの活用を検討する

主な選択肢としては、アサイン管理専用ツール、PMS、カスタマイズ/内製などがあります。

検討ポイント例:

  • 現場が使いやすいUI/UX
  • リアルタイム更新の可否
  • 他システム(勤怠・工数など)との連携
  • 権限管理・セキュリティ
  • ランニングコスト

4. 小さく始め、現場の声を取り込みながら展開する

いきなり全社展開するのではなく、パイロット導入 → 改善 → 全体展開の流れが定着の鍵となります。

まとめ:アサイン管理を“戦略的な業務”へ

Excelは便利な一方で、規模が増えるほど人軸×案件軸での管理が難しくなりがちです。リアルタイムで多軸の情報を扱える仕組みを整えることで、リソース配分の最適化やリスクの早期把握、属人化の解消につながります。

これからのアサイン管理には、Excelを超えた“戦略的な運用”が求められています。ぜひ、自社に最適な形でアップデートを検討してみてください。

私たち、株式会社アイリッジは、リソース管理・アサイン管理業務を効率化する人材最適化プラットフォーム Co-Assign(コーアサイン)を提供しています。

Co-Assignの問い合わせ、資料請求はこちらから!

Co-Assign 資料ダウンロードはこちら

ブログ最新記事

最新の導入事例

ブログ一覧へ