今回は、株式会社Opening Line 星川様にアサインに関する課題感やアサイン管理ツール「Co-Assign」の活用方法をインタビューいたしました。
弊社では主に2つの事業領域を展開しています。一つはPLM(Product Lifecycle Management)事業、もう一つがブロックチェーンイノベーション事業です。
PLM事業では、製造業をはじめとするものづくり企業向けに、製品の設計段階から廃棄に至るまでのプロセス全体を管理するサービスの受託開発を行っています。
ブロックチェーンイノベーション事業では自社プロダクトとしてファイルを安全に共有できる「JUGGLE」と関係人口創出など地域の盛り上がりを支援するスタンプラリーアプリの「まちめぐり」の開発を行っています。そのほかにもトレーサビリティーやNFTを利用したファンコミュニティーサイトの受託開発なども行っております。
PLM事業を行っていく中で、データ改竄による不正行為に直面することがありました。このような課題を解決し、より安全で信頼性の高いサービスを提供できないかと考えた結果、透明性が高く、データの改竄が困難なブロックチェーン技術の導入へと繋がりました。
当初、エンジニアが少なかったため、リソースの割り当てや作業負荷は簡単に頭の中で整理でき、特に課題は感じていませんでした。
しかし、チーム拡大に伴い、全員の状況把握が困難になり、解決策として工数をスプレッドシートに記入してもらい、月次で経営層へ報告する体制を築きましたが、個々の作業負荷の可視化はできず、アサインを考える際は部長がエンジニア一人ひとりに直接ヒアリングを行う非効率なアサイン管理を行っていました。
工数を管理しようとする意識はあったものの、会社全体としてその管理方法を標準化していなかったため、どのレベルの情報をどのように扱うべきかについてバラバラな見解があり、一貫した対応が取りづらい状況でした。
比較的簡単だと思われた案件を1人のエンジニアにアサインしたものの、実は既に他の2つの案件を並行して担当していることを見落としていました。このため、案件に集中できない状況が生じ、途中で追加の支援を必要とする事態に。結果として、当初の予定工数よりも大幅に増加する形でプロジェクトを完了させることになりました。
進捗を確認していく中で、思っていた以上に案件が滞っていたのでよくよくヒアリングした際に問題が明らかになりました。 計画段階でのアサイン状況や稼働状況の可視化ができていればこのような状況は避けられたと反省しました。
アサイン管理ツールCo-Assignを活用して、エンジニアチームのアサイン管理をしております。稼働実績についてもエンジニア全員に日々入力してもらっているので、予実の見える化ができ、各メンバーの負荷状況なども可視化できるようになりました。
アサインに関する情報が一つにまとまっている安心感があります。またエンジニアのスキルの情報も確認できるのでアサインを考える時に毎回本人にスキルを聞かなくなったので時間の節約になりました。
マネジメント層からの一方的なアサインでは、メンバーが自分の仕事に対して受動的になり、生産性が下がると言われています。こういった問題に対処するため、私たちはメンバーが自らスキルを活かせる案件を選び、積極的にチャレンジしたいと感じられるようなアサインの実現を目指していきたいです。
具体的には、案件に対する必要なスキルや期間などの情報の可視化を行い、メンバーからの積極的な希望を促す仕組みを導入したいと考えています。
Co-Assignでは、メンバーのキャリアを意識したアサイン機能を提供できておりませんが、可視化や生産性の向上といった目標は同じですので、そのようなご要望にも応えられるようプロダクト開発を進めていきます。
「エンジニアのための実践SYMBOLブロックチェーンアプリケーション」という書籍を出版しております。
私も携わっているのですが弊社エンジニア陣が執筆したSymbolブロックチェーンを活用したアプリケーション構築ガイドです。ハンズオン形式でブロックチェーンのユースケースを学びつつWebアプリケーションの構築を学ぶことができます。
私たち、株式会社アイリッジは、リソース管理・アサイン管理業務を効率化する人材最適化プラットフォーム Co-Assign(コーアサイン)を提供しています。